8月24日 生きるということ

未明には最後のサナギの色が濃くなりはじめ、少しずつ翅らしき色が透けてきました。しかし、朝になっても羽化はしていませんでした。なかなか焦らしてくれます。

図32 羽化前のサナギ(左)と抜け殻(右)

22時頃、ようやく最後のサナギが羽化を始めました。しかし、なかなか出て来ません。手を出したい気持ちを抑え見守っていましたが、最終的に救出を試みることにしました。

図33 羽化を始める(幼虫2号)

22時30分、救出措置が終わりカメラを再開しました。救出するとき、この結果は知りました。頭部と胴体の殻を慎重に取り外すことには成功しました。しかし、その下にあった翅があまりにも小さかったのです。一生懸命羽ばたいてはいるのですが、残念ながら空を舞うことはできませんでした。

図34 翅が小さく触覚にも元気がない

23時30分までライブカメラ配信を行い、24時に配信を終了しました。計313時間に及ぶ長時間配信となりましたが、想像していたよりも遥かに多くの方に見ていただきました。

図35 配信終了時に流していた映像

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